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カテゴリ:便秘・腸内環境・腸内細菌
「宿便出た?」
「健康食品屋のデマ・迷信です!」 「ウソなの?」 「あったら腸の検査も手術も出来ません」 「存在しないの?」 「医学的には飢餓便といいます」 K研究所のORT(視能訓練士)のMさんに絶食していることを伝えたら、「宿便出た?」と医療関係者とも思えない驚愕の発言がありました。 宿便などというものは存在しません。悪徳健康食品屋や悪徳医療まがい詐欺商法の宣伝コピーです。 もし、腸のヒダに宿便などというものがこびりついていたら、大腸透視も、内視鏡も、腸の手術も不可能です。 すべての医師は、解剖実習の学生の頃から、腸をたくさん診ておりますので、腸のヒダに、宿便などというものが存在しないことはよく知っております。 絶食すると、便が出なくなりますが、まったく出なくなるわけではありません。 人間の消化管は、毎日10L程度の消化液を分泌し(99%吸収される)、腸管粘膜上皮細胞が剥がれ落ち、それを餌にして腸内細菌が100兆個繁殖しておりますので(ふだんは便の重量の1/3は腸内細菌)、それが少しずつ出ることがありますが(医学的には飢餓便と呼び、真っ黒いです)、けっして宿便ではありません。 一度も腸を見たことのない、医学素人の悪徳詐欺商法が無知な客をだますための常套句が「宿便」です。 宿便などというものは存在しません!「宿便」という言葉が出たら詐欺商法です!だまされないように気をつけましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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