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カテゴリ:食物アレルギー
「苦しがってます」
「尿ケトン(4+)です」 「点滴してください」 「溶連菌とマイコプラズマ(+)です」 咽頭痛・腹痛・嘔吐を訴えて受診した5才の男の子(IgE:380、小麦0.37)。 尿ケトン(4+)で鼻粘膜と扁桃腺が真っ赤に腫れて、顔色不良でしたので、検査をしたら、溶連菌迅速(+)、マイコプラズマイムノカード(+)でした。 どうやら、イネ科花粉症に溶連菌とマイコプラズマのトリプルパンチでアセトン血性嘔吐症(自家中毒)の状態になったようです。 抗生剤点滴をして良くなりましたが、食生活を聞いたら、パンも好きだけど毎日朝から餅ばかり食べているとのことでした。 たいてい、稲科花粉症の家系はパンが大好きですが(悪いものほど欲しくなる)、飛騨では餅が大好きというのも結構多いです。 全体のIgE:380のうち、小麦(+1)0.37しかわかっておりませんので(残り379.63は不明)、隠れ型のアレルギーと思われました(陽性率3割程度)。皮膚テスト(陽性率7割程度)をさせてもらおうと思いましたが、今回は逃げられました。 いずれ、イネ科花粉症と稲科の共通抗原(餅・とうもろこし・筍など)の確認は、スクラッチテストをさせてもらう予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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