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カテゴリ:アトピー
「妊娠したらアトピーが悪化しました」
「生理止まるからね」 「ステロイド塗ってても良いんでしょうか?」 「とりあえず殺菌消毒してみましょう」 「おなかの子は?」 「当然アトピーでしょうね」 中学生の頃からアトピー性皮膚炎で顔・首・乳部がガサガサしていた27才の女性(IgE:500、杉6、ダニ2、ブドウ球菌1)。 妊娠したら乳輪がただれてきたので当科を受診しました(何年もステロイドを塗っているのが怖くなった)。 皮膚テストをしたら、食物アレルゲンも環境アレルゲンもすべて強陽性で判定できないほど腕が腫れました。 皮膚の毒素(お血)は肝臓で解毒して便で出るか、子宮から経血で出るかどちらかです。妊娠すると生理が止まりますので、毒素の出口が減って皮膚炎は悪化します。また、胎児に毒素が行かないように母親の体で引き受ける(つわり)ということもあります。 妊娠してからのアトピー治療は困難ですので、とりあえず、便秘の改善(ビオスリー+マグラックス)と殺菌消毒をすることにしました。 もちろん、毒多ぁは小児科ですので、母のアトピーよりも生まれてくる児のアトピーを防がなければなりませんので、きっちり食事指導をさせていただきました。 アトピッ子(毒)を産んで母がきれいになるか?、母に毒が行って悪化するかわりにきれいな児が生まれるか?、どっちに毒が行くかは、産んでみなければわかりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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