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カテゴリ:食物アレルギー
「スイカ食べたら顔と眼が腫れました」
「とりあえず冷やすか抗ヒスタミン剤だね」 「以前スイカでげらげら笑ったことがあります」 「脳アレルギー良くなってきてるね」 発達障害で有名な大阪のクリニックに通院している5才の男の子(IgE:140、ダニ4、猫2、トマト1、犬1)。 化学物質過敏症を持っているらしく、ビタミン剤の色素(赤色102号)や脳波測定で眠らせるための薬剤(トリクロリール)などで興奮します。 昨年保育園でスイカを食べたあとにげらげら笑い出したことがあったそうですが、今年は、保育園でスイカを食べた後に、眼瞼浮腫・顔の浮腫(蕁麻疹)が出現しました。 痙攣や行動異常は脳味噌1個蕁麻疹のようなものです。昨年は脳神経症状(中)で出たものが、今年は表面に出たので、かなりの進歩です。 子どものアレルギーはどんどん変化します(アレルギーマーチ)。 2才くらいまでは食物アレルゲンの時期ですので、食物除去(食べさせない・症状を出さない)が目的ですが、2才を過ぎると、間違って食べたときの症状を比較するのも大事な治療です。 内側→外側、上→下、症状軽減・時間短縮など、良い変化に変わっていれば症状が出てもOKです。「外に出るようになったね」「下に下がったね」「復活が早くなったね」シツケで看病で教育です。会話が治療です。 えっ?、大阪のY先生が開業したら無愛想になったって?、開業医に3分以上説明を求めてはいけません。20分も話してくるのは反則(迷惑)です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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