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カテゴリ:気管支喘息
「喘息が治まりません」
「マイコ抗体(+)なので点滴します」 「内服と吸入は続ければ・・・」 「ピークフローメーターは?」 「どこかにしまいこんでます」 「???」 「遊ぶもので怒ったんです」 「遊ぶのが治療ですよ」 「???」 乳幼児期からアトピー喘息の9才の男の子(IgE:500、ダニ5、HD5、杉4、ソバ3、ヒノキ3、アスペルギルス3、カンジダ2、ピティロスポリウム2、胡麻2、カモガヤ1、卵白1、米1)。 1ヵ月前から喘鳴・呼吸困難がありましたが、自宅で内服と吸入をして耐えておりました(耐えなくてもいいのに)。 2週間ぶりに診察をしたら、喘鳴・ラ音とひどい陥没呼吸で、酸素飽和度(SaO2)は93%、軽いチアノーゼを認めました。 血液検査でマイコプラズマ抗体(+)でしたので、抗生剤(ミノマイシン)+ステロイド(デカドロン)の点滴をしてなんとか症状は改善しました。 2年程前にも呼吸困難があってピークフローメーターを購入したはずでしたので、最近の数値を聞いたら、遊んで真面目にやらないので怒って押入れにしまいこんでしまったそうです。 ピークフローメーターは、喘息治療(気道抵抗)のバロメーターになるばかりではありません。治療にもなります。 深呼吸は喘息の治療になります。声楽、吹奏楽、スポーツでは水泳が深呼吸です。遊びながらでもピークフローメーターを使っていると呼吸器の鍛錬になって、喘息が治ってきます。 えっ?、水泳で喘息が悪化したって?、それは冷え症の喘息だからです。冷え症を治してから水泳を始めてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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