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カテゴリ:花粉症
「何か飛んでますか?」
「稲科の2回目とブタクサが始まってます」 「パンとスイカ食べたら口が痒くなりました」 「どちらも考えられます」 お盆を過ぎたら、稲科花粉症とブタクサ花粉症の患者さんから問い合わせメールが続々来ます。 イネ科植物の花粉飛散時期(grass season:5~10月)は、2相に分かれます。 第1相は5月下旬に花粉飛散曲線のピークがあり、カモガヤ(orchard grass)やオオアワガエリ(timothy)のような帰化植物(明治時代に牧草として輸入)の開花時期と一致します。 第2相は8~9月で、エノコログサ(猫じゃらし♪)、オヒシバ、イタチガヤ、ススキ、アシ(関西ではヨシ)、などの在来種によりますが、第2相の花粉飛散量は第1相より少なめです。 ブタクサやヨモギのキク科の花粉はこれから始まりますが、今は、稲科の2回目と秋の花粉の両方が来ます。 稲科の花粉症の人は、花粉対策+稲科の食物アレルゲン(パン・餅・玄米・筍・・・)を減らすことが必要です。 ブタクサ花粉症の人は、花粉対策+果物(ブタクサの共通抗原:バナナ・メロン・スイカなど)を減らすことが必要です。 治療は春の花粉でも夏秋の花粉でもダニ・ホコリでも同じ薬です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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