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カテゴリ:マイコプラズマ
「耳瘻孔からばい菌入って蜂窩織炎ですね」
「まだ下痢続いてます」 「マイコプラズマとサルモネラのダブルです」 生後10ヵ月からアトピー性皮膚炎のあった7才の女の子(IgE:80、杉2、ダニ2、HD2、ヒノキ2)。 1週間前から下痢と熱(鼻炎・扁桃炎・中耳炎)があって抗生剤を内服しておりましたが改善しません。とうとう右頬が真っ赤に腫れて再々受診しました。 もともと右耳介部に耳瘻孔がありましたが、そこから頬にかけて真っ赤に腫れて蜂窩織炎(皮下組織にバイキンが入った状態)になったようです。 抗生剤点滴を2日間しましたが、便培養でSalmonella O4(B群)を検出し、血液検査でイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。重症化したのはアレルギー体質+サルモネラ感染+マイコプラズマ感染と思われました(なんでも重なると重いね)。 耳瘻孔は胎児期に耳介が作られる(いくつかの軟骨が合わさる)ときに隙間ができて孔として残ってしまうものです。感染を起こさなければ治療の対象にはなりません。また、今回1回だけならば問題ありませんが、繰り返すようならば外科治療の対象となります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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