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カテゴリ:季節・自然・飛騨・風土・風習
「高山はすごい雪だよ」
「福島は雪ないよ」 「え~っ?」 飛騨の山奥は1m近い大雪ですが、福島市はぜんぜん雪が有りません。高山の知人は東北地方はどこでも雪が積もると思っておりますが、大間違いです。北に行っても(仙台も八戸も根室も)太平洋岸は雪はあまり降りません。 日本海で大量に水分を補給した季節風は、日本海側で全部雪を降らせて、山を越えて空っ風が吹きます(仙台は蔵王颪、福島は吾妻颪:あづまおろし)。仙台(100万都市)なんて10cm降っただけで大騒ぎ大渋滞です。 西高東低の冬型は、夏と冬で温度変化の激しい大陸と温度変化の少ない海水との温度差(気圧差)によって作られます。 昨日から、モンゴル付近には1040ヘクトパスカル(hPa)の高気圧(冷たい空気は重い)、カムチャツカ付近には970hPaの台風並みの低気圧があります。 夏の熱帯低気圧(台風)が発達するのは海水温が高くて大量の水蒸気(上昇気流)を発生させるためですが、冬のオホーツク海からカムチャツカ半島(亜寒帯低圧帯)の低気圧が台風並みに発達するのは、極高気圧からの強い冷気と海水との温度差によって大量の水蒸気(上昇気流)が供給されるためです。ロシアから冬将軍が来るためではありません。 えっ?、なんでそんな話題をするかって?、毒多ぁは中学校3年間毎日ラジオの気象通報(9:10,16:00,22:00)を聞いて天気図を書いておりました(同じ町内に福島気象台があったため?)。40年前は気象オタクだったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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