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カテゴリ:漢方・東洋医学・アロマ・まこも
「先月から胸が痛くてえらいんやさ」
「胸壁痛ですね」 「心臓の検査では異常ないんや」 「夏バテに補中益気湯処方します」 先月から毎日胸が痛くなってN病院で心カテ心電図異常なしと言われて降圧剤だけ処方されている60歳の女性。 昨夜もシャワーの後に胸が痛くなり、不安を感じて当科を受診されました。 見るからに疲れきった顔で、舌苔は薄茶色で分厚くかなり弱っておりましたので、補中益気湯を処方致しました。 胸痛が中の方(心臓や肺)から来る場合はかなりの重症です。たいていの場合には胸の痛みは壁の痛み、胸壁痛です。 肋間神経痛の場合には鋭い痛みですが、短時間で消失します。胸壁(筋肉・骨・軟骨・など)の痛みの場合には鈍い痛みでゆっくり移動します。 胸の病気は病名にかかわらず「湿熱」です。冷えて湿った熱が忍び込んでおりますので、冷えて疲れてイライラしてジメジメしている時に起きます。温かくしてニコニコしてカラッとしている時には起こりません。 夏は暑かったり冷房で冷えたり、冷え症の人は温度変化に負けてしまいます。夏バテには補中益気湯(または清暑益気湯)が有効です。 今年の夏も補中益気湯は大人気でした。もちろん胸痛も良くなりましたヽ(^o^)丿 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月30日 21時23分59秒
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