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カテゴリ:夜尿・頻尿・遺尿
「夜尿症毎晩です」
「尿浸透圧低いですね」 「しばらくかかるんですか?」 「温める漢方試してください」 毎晩あふれるほど漏らす6才の女の子。尿浸透圧を計ったら、540と低浸透圧尿でした。尿の濃縮力(抗利尿ホルモンの分泌)が乏しいものと思われました。 夜尿症は、脳下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンの量が少ないために尿が濃縮されずに薄い尿が多量に漏れる状態です。 抗利尿ホルモンや成長ホルモンは夜間熟睡して脳が成熟すると分泌されますので、脳が未熟だったり強いストレスが加わったりすると分泌が少なくなります。 たいていは、冷え症のアレルギーの児に多いので、「冷え」と「汚染」対策は喘息などと同様です。 冷たいものが大好きで、咽頭扁桃と鼻粘膜と鼓膜の発赤を認めましたが、最近熱を出したことがないとのことでしたので、温める漢方薬(黄耆建中湯)を処方したら・・・ 4日後に38.6℃の熱が出ましたので、聞いたら、乳児期に、熱が出ると言われるままにキチンキチンと解熱剤を使っていたそうです。 今回は「熱が冷え症解決の特効薬」であることを説明して、看病の練習のやり直しをしていただくこととしました。 すぐに反応して、なかなか有望です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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