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カテゴリ:心・ストレス
「また帯状疱疹が出ました」
「前にもやったよね」 「3日前から夜尿症も始まりました」 「何か事件でもあったの?」 「実家が火事で焼けてしまいました」 「それは夜尿症でも帯状疱疹でも出るよね」 昨年、帯状疱疹の当科最年少記録を作った6才の男の子。またまた右背部に帯状疱疹が出て受診しました。 3日前から突然夜尿症も出たとのことで、聞いたら、実家が火事で焼けてしまったそうです。 帯状疱疹は10才未満ではまれですし、成人でもよほど弱っていなければ出ることはありません。 夜尿症も、昔は抗うつ剤のトフラニールが意味もなく使われていたように、突然の強いストレスや環境変化で起きることがあります。 6才の児には耐えられないほどの実家の火事ストレスは、言葉では表現できずに、身体言語(帯状疱疹と夜尿症)で、母親に訴えかけているのでした。 カウンセリングなんて苦手な毒多ぁは、とりあえず、抗ウィルス剤(バルトレックス内服+アラセナ軟膏)と黄耆建中湯を処方してその場をしのぎました。 その後来ないので、何とかなったのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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