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カテゴリ:アトピー
「26400に上がってますね」
「下がってないんですか?」 「上がるのが普通です」 乳児期からステロイドを塗っている全身アトピーの24歳の男性。1年前に外来受診してステロイド離脱し症状も改善しつつありましたが、1年ぶりの血液検査は上昇しておりました(IgE:26400、イネ科6、カビ4、杉4、ダニ4、カボチャ4、ブドウ球菌3、雑草3、タマネギ3、牛肉2、ミルク1)。 23歳でIgE:17300(イネ科6、カビ4、ブドウ球菌4、ダニ3、杉3、ジャガイモ3、雑草3、胡麻3、ソバ3、小麦3、米2、キウィ2、イチゴ2、大豆2、リンゴ2)ということは、生まれた時をゼロとした直線グラフの単純計算でいえば1年間に730上昇していたということになります。しかし、生まれて初めての検査のIgEが、去年も今年も来年も17300なのか、昨年は5000だったのがぐんぐん上昇している17300なのか、昨年は20000だったのが努力し下がりつつある17300なのかは分かりません。 したがって、検査値が高い場合は2ポイントやって初めて意味を持ちますので、1年間あける意味はありません。 昨年から9100も上昇しておりますので、単純計算で行けば2年前はゼロだったことになります。つまり、1年前(23歳)の1gE:17300は、ぐんぐん上昇している17300だったのでした。 当科最高記録のIgE:10万を更新しないことを願うばかりです。 えっ?数値が高いと指導は違うのかって?、数値が高くても低くても指導は同じです「上昇しないように食い止めてね」気合いの入り方が違うだけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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