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カテゴリ:気管支喘息
「週末の遠征までに治して下さい」
「喘息発作でSpO2:95%ですね」 「高圧酸素は有効でしょうか?」 「えっ?どこにあるの?」 「ひだまりの湯にあります」 鼻炎と扁桃炎で時々受診する、週末に遠征を控えた11才のサッカー少年(IgE:200、杉2、ヒノキ2)。突然呼吸が苦しくなって受診しましたが、初めての喘息発作のようです。 遠征までに治してほしいと言われましたので、ステロイド+抗生剤点滴をしましたが、症状が改善した割には酸素飽和度が上がりません。 母が「高圧酸素カプセルは?」と言ったので、どこにあるのか聞いたら、市内の温泉施設に1台だけ設置してあるようです。行っていいか聞かれましたので、もちろんOKです。 普通、喘息などの呼吸困難には酸素吸入を行いますが、残念ながら、亀クリには酸素がありません。すぐ向かいに、総合病院がありますので、酸素が必要な重症な児はすぐに紹介状です。 えっ?、喘息発作の原因は何だったのかって?、咽頭扁桃も真っ赤で、CRP(炎症反応)が少し上昇しておりましたので、感染性の喘息の可能性が高いです。マイコプラズマ抗体(±)だったので、マイコプラズマだったかもしれません。 先月1ヵ月で38名マイコプラズマ感染症が受診しましたが、年が明けても、勢いは衰えていないようです。 えっ?、遠征には行けたのかって?、無事に行ったようです(*^^)v お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月12日 12時55分22秒
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