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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2009年01月10日
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カテゴリ:インフルエンザ
「どうされました?」
「タタタミフルを飲ませたらけけ痙攣を!」
「吐きそうになったら横か下を・・・」
「い今!はは吐きました!!」
「すぐに救急外来に行ってください」
 乳児期にアトピー+食物アレルギーで診ていた4才の男の子(IgE値不明・以前いろいろ陽性だった)。
 39℃の発熱があって鼻粘膜と咽頭扁桃が真っ赤でしたので、インフルエンザ抗原検査をしたらA(+)でした。一応「ひどくなければ飲ませなくてもいいから」と言ってタミフルを処方して帰宅させましたが・・・
 土曜日の午後で出かけていたら、携帯に電話で「タミフルを飲ませたら痙攣を起こしている」という実況の電話!。タミフル被害当科第1号か?と思いましたが、とりあえず吐瀉物を誤飲しないように注意して日赤の救急外来を受診して頂きました。
 念のために2日間入院したようですが、タミフルはどうだったか聞いたら、日赤でも継続して内服と言われた(副作用ではなかった)ようです。
 熱性けいれんは脳味噌1個蕁麻疹のようなものです(心臓ならば不整脈だね)。冷えのぼせのアレルギー体質の児に起きる場合があります。
 痙攣で命の問題になったり頭がバカになることはありません(もともとが脳炎や髄膜炎でなければね)。問題は窒息です。食後に上を向いて痙攣を起こして吐いたものが気道に詰まると危険ですが、横や下を向ければOKです。
 不安があれば医療機関を受診ですが、受診時に治まっていればたいていは問題ありません。
 痙攣止めの坐薬(ダイアップ)は親の精神安定剤(セルシン)と同じものです。特に危険はなく便利な薬ですが、運動麻痺(ふらつき)や異常興奮などの副作用があればより弱いフェノバルビタールの座薬を使用する場合もあります。
 解熱剤を使用する場合には熱の変動を少なくするのがポイントです。痙攣は熱の上がる時(前)に起きることが多く、熱が上がってしまうとあまり痙攣が起こることはありません。解熱剤で熱が下がり過ぎると、薬の切れ際に熱がグンと上昇してまた痙攣を起こす場合もあります。坐薬を切って小分けにする、あるいはシロップや粉で小分けにして使うという方法もあります。
 たいていは、血液脳関門(Blood Brain Barrier)が丈夫になる6才頃までに痙攣を起こさなくなりますが、インフルエンザウィルスは強力ですので、毒多ぁの外来では以前11才で熱性痙攣を起こした児も居りました。
 えっ?、ふだんの注意点は?、アトピーが治っても場所と病名を変えて現れることがありますので(アレルギーマーチ)、冷えと汚染対策は鼻炎や喘息と同様です。





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最終更新日  2009年01月18日 15時06分31秒
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