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カテゴリ:インフルエンザ
「学級閉鎖になりました」
「耳と鼻とノド赤いですね」 「2日前からハナと咳があります」 「37.7℃ですね」 「元気なんです」 「学級閉鎖だから検査いらないよね?」 「してください」 「インフルエンザA(+)です」 乳児期にアトピーがあって、最近は鼻炎で時々来る11才の女の子。 学級閉鎖になったので、(することもなくてヒマなので)念のために受診したら、37.7℃でした。 母が検査ご希望でしたので、検査したらインフルエンザ抗原A(+)でした。 昨年も一昨年も当科最低体温インフルエンザは37.8℃でしたが、今年は37.7℃に更新です。 インフルエンザは高熱!という一般常識はウソです。流行期に片っ端から検査すると、元気な児でも陽性の児はたくさん居ります。健康な児にはインフルエンザは何でもありません。ただのカゼです。しかし、基礎疾患があって普段カゼがこじれる児には大変危険な病原体です。予防接種+抗ウィルス剤のダブルで食い止める必要があります。 えっ?、薬はどうしたのかって?、「飲まなくていいから」と言いつつお守りにタミフルを処方しました。あると何かと便利だからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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