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カテゴリ:心・ストレス
「この子の咳は何なんでしょうか?」
「作為的な喘息の咳嗽発作という返事でした」 「わざとらしいって?」 「欲求不満なので抱っこからやり直しです」 「そうじゃないかと思ってました・・・」 昨年秋から時々ゼーゼーする7才の男の子(IgE:27、ダニ1、HD1、イネ科1)。 昨年秋に喉頭炎(声帯のカゼ)で呼吸困難を訴えた時に、日赤に紹介状を書きましたが、ご返事は予想通り「・・・全体像からはやや作為的な喘息の咳嗽発作と思われました」要するに心因性の咳嗽、チックであるとの遠回しのご返事でした。 気の弱い毒多ぁは、その後2ヵ月間、家族に「チックである」との説明はできずに、喘息として漫然と治療をしておりましたが、今週は外来が毎日ヒマでしたので、母と四方山話をしていたら、やっと、母から疑問符が出てきました。 チックは、身体言語です。口から言えない○○が、身体症状として母に訴えかけます「分かって欲しい!」母が気付くまで、治まることはありません。 人間の発達は1才までは「抱っこして(Hold me tight)」です。舐めて触ってすりすりべたべたして思いっきり「抱き癖」を付けることが必要です。抱き癖のない児は欲求不満で将来少年A決定です。 1才になったら下におろしてあげましょう(Let me down)。1才から6才までは優しくしたり厳しくしたりして徐々に離していきます(年に10cmずつ離す?)。 小学校入学したら「あっち行っててお母さん(Let me alone)」です。6才過ぎてもすりすりべたべた抱っこが好きなのは(大人でも)中身は赤ん坊ですので、抱っこからやり直しです。 優しくしっぱなしは、外は荒波ですので社会で通用しませんが、厳しくしっぱなしは愛情不足で将来少年Aです。 母は何となく気付いておりましたので、話は早かったです。今までお姉さんばかり可愛がっていたのを、弟も抱っこからやり直すそうです。めでたしめでたし。 えっ、アレルギーは関係ないのかって?、チックは冷え症のアレルギーの児に多いので、「冷え」と「汚染」対策は同じですが、「体」よりは「心」の方でしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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