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カテゴリ:漢方・東洋医学・アロマ・まこも
「ハルシオン盗まれました」
「どうしたんですか?」 「昨夜2時に車の中においていたら・・・」 「大変でしたね」 「昨夜2時に交番に行ってきました・・・」 「みつかりましたか?」 「盗難届書きませんでした・・・」 「相手にされなかったんですね」 「はははは・・・」 何年も精神科にかかっていた40歳の女性(IgE:100、ダニ2、HD2、抗核抗体160倍)。昨年秋にマイコプラズマ感染による精神症状の悪化以来、なぜか毒多ぁのところに通院しております。 ヒルナミン(フェノチアジン系抗精神病薬)とハルシオン(ベンゾジアゼピン系睡眠薬)を常用しておりますが、「ハルシオンを盗まれた」との訴えでしたので、またまた追加処方してしまいました(本当かな~?)。春だからね。 ヒルナミンは?、と聞いたら、「飲まなくても大丈夫になってきた」とのことでした。 えっ?、精神科の薬をどうやって減らしたのかって?、お腹がカチカチでしたので、頭とお腹の毒の血を抜く漢方(桃核承気湯)で、お腹が柔らかくなったら、精神神経症状が改善してきました。 毒素は下から溜まって上に行きますので、お腹が固いと頭の毒素(アレルゲン・汚染物質・炎症性物質)は下に降りることができません。 肝臓で解毒して→便で出る。子宮から→経血で出る、血の道(肝臓の解毒の経絡)が滞っていると、頭に血が上りますので、どうしても、便秘の女性と、生理が順調でない女性は精神神経症状が良くなりません。 女性は子宮で考えるというのは本当です。ヒステリーの語源の「ヒス」もラテン語で子宮の意味です。思春期と更年期は精神的に不安定になりやすい時期です。 ここ半年で、当科外来で、桃核承気湯で抗精神病薬を離脱することができた女性はこれで2人目です。めでたしめでたし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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