|
カテゴリ:アトピー
「全身浮腫んで眼が開けられません」
「感染性の蕁麻疹ですね」 「5年前にアシナガバチで腫れました」 「今回はマイコプラズマ(+)ですね」 「40年前に腎炎しました」 「冷え症のアレルギーですね」 「孫もアトピーです」 「祖父ちゃん似ですね」 10日前から顔が真っ赤に腫れてキンダベートを処方されていた68歳の男性。どんどん悪化するので当科を受診しましたが、鼻粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血および鼓膜発赤を認めましたので、感染性の蕁麻疹+紅斑を疑って検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 結局、5日間のMINO+デカドロン点滴でやっと全身浮腫は萎みましたが、その後は全身ガサガサ成人型アトピーが出現してしまいました。 よくよく聞いたら、40年前に腎炎、5年前にアシナガバチに刺されてボコボコになった既往があり、孫もアトピーだそうです。 血液検査では、IgE:450、杉3、カビ3、ダニ3、ヒノキ3、HD2、アシナガバチ1、黄色ブドウ球菌1、でした。 68歳にして成人型アトピー治療開始です。孫と一緒にだね。恐い恐い。 えっ?、68歳は最高齢かって?、当科アトピー性皮膚炎初発最高齢は77歳、鼻炎初発最高齢は91歳です。68歳はまだまだ若造だね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月18日 19時44分25秒
コメント(0) | コメントを書く
[アトピー] カテゴリの最新記事
|