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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2009年03月12日
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カテゴリ:食物アレルギー
「血液検査してください」
「この前したばかりだし皮膚きれいじゃない」
「保育園で最新の検査結果が必要って」
「頭カチカチのお役所仕事だね」
「血液検査してください」
「しょうがないね・・・」
 生後3ヵ月からキンダベート(mediumのステロイド)を塗っていた1才の女の子。生後8ヵ月に毒多ぁの外来に来てから(IgE:20、卵白3、ジャガイモ2、卵黄1)、除去食+インタールでかなりきれいになっておりました。
 8ヵ月前と4ヵ月前に血液検査したばかりなのに、また検査してほしいとのご希望でしたので、「必要ない」とお断りしましたが、よくよく聞いたら、保育園で、除去食をお願いするのに「3ヵ月以内の血液検査が必要」と言われたそうです。
 まったく意味ありませんが、泣き叫ぶ子供を無理やり押さえつけて必要もない検査をしたら、IgE:10、オボムコイド3、卵白3、ジャガイモ2、卵黄0、でした。
 保育園は医学的には全く無知ですので、検査の意味も、乳児の採血がどれほど困難かも、何も分かっておりません。
 除去食に大切なのは負荷試験です。○○をスプーン3杯食べると症状が出るけれど、1杯ならば大丈夫、とか、生だと症状が出るけれど火を通すと出ない、とかいう観察が大切です。
 除去食の基本は、母「うちの児は○○を食べると症状が出ますのでこれだけ除去してます」、園「園ではこれだけ出来ます」、どこかで妥協です。検査値は補助的なものにすぎません。
 血液検査(IgE、RAST、CAP)は感度が3・4割程度と鈍く、陰性でも症状の出る児(隠れ型)が多く、逆に、腸粘膜が成熟すると数値が(+)のままで食べられるようになります。数値が低くても高くても上昇を食い止めるのがポイントです。小学校入学時に(+2)~(+3)あたりが境目でしょうか。
 検査で(+)だと食べられなくて検査で(-)ならば食べられるというのは迷信です。当科でも「エゴマ」を食べるとショックを起こす児が3人おりますが、血液検査の項目には「エゴマ」はありません。血液検査よりも症状が大切です。
 血液検査は、2回検査して変化がなければ、次の検査はそれほど変化するはずもありませんので、半年~1年あけてもそれほど問題はありません。数値の安定している児に「3ヵ月以内の検査」というのは保育園の横暴、園児虐待にほかなりません。恐い恐い。





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最終更新日  2009年03月29日 15時43分33秒
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