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カテゴリ:アトピー
「レフトーゼ内服から蕁麻疹繰り返してます」
「卵白リゾチームですね」 「卵と豆とキウィ除去してます」 「えっ?他は?」 「何も気にしてません」 「他も注意したほうがいいですよ」 「ザジテンとペリアクチンやめると出ます」 「除去食+インタールから始めましょう」 1才の時に卵で嘔吐と蕁麻疹が出た2才8ヵ月のアトピーの男の子。皮膚はガサガサどう診てもアトピーなのに、なぜか卵と豆とキウィだけ除去中です。 昨年2才1ヵ月の時に近くの病院で血液検査をしたのに(IgE:219、卵白4、ダニ4、HD4、カニ3、エビ3、米3、トマト2、ピーナッツ2、小麦2、大豆1)、ザジテンとペリアクチンの内服(症状を抑える)だけで、何の指導もなかったようです。 昨年の12月にカゼ薬(消炎酵素剤:レフトーゼ:塩化リゾチーム)で蕁麻疹が出てから、蕁麻疹が頻繁に出るようになって、やっと両親は危機感を持ったようです。 20種類以上ある卵蛋白のうち、強力なアレルゲン性を持つのは、卵白リゾチーム、オボムコイド、オボトランスフェリン、オボアルブミンの4つです。 強力な卵アレルギーの児には、卵白リゾチーム製剤のレフトーゼやノイターゼやノイチームは投薬が禁止されておりますが、検査で(+3)~(+4)程度の卵アレルギーでは症状が出ることはめったにありません。 たかがレフトーゼで蕁麻疹が出るようでは、相当危険です。 血液検査をしたら、IgE:620、ダニ5、卵白5、米3、杉2、バナナ2、胡麻2、イネ科2、ジャガイモ2、ホウレンソウ2、タラ2、サケ2、大豆2、ピーナッツ2、小麦2、トウモロコシ2、イチゴ2、リンゴ2、雑草2、メロン2、キウィ1、TARC460、でした。 ふつうは2才過ぎて除去を緩め始める時期ですが、これまで、何の指導も努力もありませんでしたので、遅ればせながら、2才8ヵ月から、除去食+インタール開始です。 えっ?、その後どうなったのかって?、運良く症状はどんどん良くなってます。間に合いました。めでたしめでたし。 えっ?、数値はどうなったのかって?、次回は3~6ヵ月後に再検査の予定ですが、当然上昇するでしょう。IgEの予測値は830~1000の予定です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月05日 14時20分19秒
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