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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2009年03月31日
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カテゴリ:マイコプラズマ
「咳と熱が続いてます」
「マイコプラズマ(+)です」
「娘もマイコプラズマ(+)でした」
「早く言ってくれればいいのに」
 2月から咳と熱が続いている40才の女性(IgE:20、杉3)。以前受診した時には、なぜか?インフルエンザの検査と薬をご希望でしたので、2度ほど、意味のないインフルエンザ検査と投薬をしました。
 微熱と咳と関節痛と倦怠が苦しいので何とかしてくれと再受診されましたので、点滴がてら検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。
 結果を告げたら、9才の娘も同じような症状で、先日近くの病院で検査をしたらマイコプラズマ(+)だったそうです。「治療は?」と聞いたら、Dr.から気にしなくていいと言われて、抗生剤も説明もなかったそうです。
 早速お嬢様に来ていただいたら、ノドもハナも真っ赤で頭痛2週間と微熱37.1℃がありましたので、ミノペン点滴をしたら、1日で良くなってしまいました。
 母は、4日間点滴してもなかなか良くならないので「最後は自力だよ」と脅して、ミノマイシンに補中益気湯(免疫力↑)を併用したら、点滴5回目ですっかり良くなってしまいました。
 マイコプラズマは、ウィルスと細菌の中間の構造をしているので、抗生剤が効きにくいのが特徴です。
 免疫力の強い(熱の出せる)若者は、テトラサイクリン系(ミノマイシン、ミノペン)やマクロライド系(ジスロマック、クラリス、リカマイシン)の抗生剤ですぐに良くなってしまいますが、アレルギーの強い人や免疫力の弱い(熱の出せない)人は長引きます。
 抗生剤は効きにくく「最後は自力」みたいな病原体ですので、補中益気湯や黄耆建中湯のような補剤が有効です。
 えっ?、なんで病院では、マイコプラズマを放置したのかって?、学校保健法でも「主要症状が消えるまで」です。健康保菌者がたくさん居りますし、うつっても、健康な人には何でもありません。病原体の正式名称が「肺炎マイコプラズマ」というように、肺炎でもなければ、医師は興味を示さないでしょう。
 そうそう、先月は2ヵ月間咳の続いた30才の女性が、別の病院で、鼠径部から動脈血(とても痛い)採血!動脈血ガス分析までされて、マイコ(+)なのに治療してもらえなくて当科に点滴に来ました。肺炎じゃなきゃケンもホロロだね。恐い恐い。





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最終更新日  2009年04月12日 23時04分08秒
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