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カテゴリ:マイコプラズマ
「食物アレルギー検査してください」
「食物0穀物0だけど」 「膝の下が痛いって言うんです」 「食物アレルギーじゃないでしょう」 「整体師さんが食物アレルギーだって」 「マイコプラズマ(+)です」 2・3ヵ月前から膝下部痛を訴える13才の男の子。先月鼻閉と頭痛を訴えて「花粉症がひどくて」と訴えて受診した時には、IgE:180、ダニ4、HD4、杉1、(ヒノキ・イネ科・雑草・食物・穀物・カビ・犬・猫)0、でしたので、「花粉よりもダニホコリだね」で決着がついたと思いましたが・・・ 今度は食物アレルギーで膝の下が痛むので食物アレルギーの検査してほしいと受診されました。 膝下の脛骨上部に痛みがあるようですが、特に腫脹も発赤も圧痛もなく、13才で食物マルチ(卵白・牛乳・小麦・ピーナッツ・大豆)と穀物マルチ(小麦・トウモロコシ・米・胡麻・ソバ)が0でしたので、食物アレルギーによる痛みとは考えられないと説明しましたが、不安なのでどうしても検査してほしいと言われました。 不審に思って理由を聞いたら、膝痛で整体に通っているが、整体の先生から「食物アレルギーによる痛みなので血液検査が必要」と診断されたそうです(医師法違反です)。 鼓膜と鼻粘膜と扁桃腺に明らかな発赤を認めましたので、検査をしましたが、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 必要のないRAST検査は(トマト、ジャガイモ、リンゴ、サバ、イカ、アジ、バナナ、グレープフルーツ)すべて0でした。 膝下部痛と上気道症状はクラリス内服で改善しました。 謎の整体師vsマイコプラズマはマイコプラズマの勝ちでした。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月16日 23時35分15秒
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