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カテゴリ:アトピー
「10年ぶりですね」
「少し良くなりました」 「10年ぶりにカビ治療させてください」 「血液検査は覚えてません」 「10年前もたしかカビ(+)でしたよ」 小児期から全身アトピーで、10年前初診時に食事指導と生活指導をした40才の男性。その後受診されませんでしたが、毒多ぁが男性の自宅の近くに開業したので、10年ぶりに受診されました。 相変わらず全身(特に顔)がカビだらけだったので、カビの説明をしましたが、本人は検査値も、カビの説明も覚えていないようでした。 10年前の結果は覚えていないとのことでしたので、10年前に勤務していた医療機関に問い合わせたら、親切に、結果を教えてくださいました(IgE:4100、HD>100、杉35.6、イネ科14.2、雑草5.27、カビマルチ2.69、穀物マルチ2.63、食物マルチ0.60)。 10年ぶりの血液検査では、IgE:2380、HD61.0(+5)、ピティロスポリウム19.0(+4)、杉18.6(+4)、カビ2.09(+2)、ビール酵母0.78(+2)、ブドウ球菌0、TARC499、でした。 早速、殺菌消毒と抗真菌剤(ラミテクト)内服を開始したら、どんどん皮膚が剥けてきました。 カビが治る最も良い変化は剥けることです。人間にこんなに皮膚があるなんて?!、というくらいに剥けてきます ~ そう、それが昔塗りまくったステロイドに違いありません。 えっ?、昔の検査結果を電話で教えてくれる医療機関なんて聞いたことないって?、そのとおり!、たいていは、受診しないと教えてくれないか、受診しても教えてくれないかのどちらかです。 毒多ぁのように検査結果をFAXするなんてのは、再診料はとれないうえに、個人情報保護法にも触れそうですので、あり得ないことです。不採算不採算。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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