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カテゴリ:花粉症
「桜の花は気持ち悪くなるんやさ」
「バラ科花粉症ですね」 「果物はみんな口が痛くなる」 「口腔アレルギー症候群ですね」 「シンナーで倒れたこともあるんや」 「化学物質過敏症ですね」 昨年夏から舌痛・味覚異常で通院中の62才の女性(アレルギー検査未実施)。 40才から喘息があり、不整脈があるにもかかわらずでテオドールを内服していたことが判明して、昨年初診時に補中益気湯+シングレアに変更したところ、喘息と不整脈はすっかり良くなり、味覚異常も少しずつ改善しておりました。 味覚異常には口腔アレルギー症候群が隠れていることも多いので、聞いたら、果物は食べると舌が痛くなるそうです。 2月頃、職場でシンナーを吸ったところ、喘息発作を起こして、久しぶりに受診しましたが、聞いたら、排気ガスやたばこの煙でも発作が起きるようです。どうやらバリバリの化学物質過敏症でした。 久しぶりに調子が悪いと受診しましたので、聞いたら、桜の花が咲くと毎年具合が悪くなるそうで、桜の花には近づけないそうです。 お花見に行くと調子悪くなる人は「バラ科花粉症」です。バラ科のものはみんな苦手です。桜、梅、桃、梨、リンゴ、苺、ビワ、アンズ、スモモ、意外なところでは、アーモンドがバラ科です。 バラ科の果物がダメな人は、他の果物でも口が痒くなったり(口腔アレルギー症候群)、他の花粉やラテックスゴムがダメなこともありますので(ラテックス・フルーツ症候群)注意が必要です。 えっ?、その後味覚異常はどうなったのかって?、毒の血抜きの漢方(桃核承気湯)で少しずつ改善しております。桃核承気湯の主成分(桃仁=桃の種≒アミグダリン)はバラ科なのにね。不思議不思議。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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