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カテゴリ:花粉症
「前よりは良さそうですね」
「また悪化しました」 「杉+ヒノキ+イネ科だね」 「みんなからはきれいになったねって言われるんですが・・・」 1年前の正月から全身発赤ガサガサひどく、ステロイド軟膏を塗りまくっていた40才の女性。 先月初めに、どうしようもなくなって受診しましたが、全身カビだらけ(ステロイド皮膚症)に鼻炎と中耳炎を合併しておりましたので、血液検査をしたらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 ラミテクト内服のうえ、何日かミノペン+デカドロン点滴をしたら、全身の発赤と痒み痛みはかなり軽減しました(IgE:110、杉3、ヒノキ3、イネ科3、蛾1、穀物1、カビ0、ブドウ球菌0、TARC850)。 しかし、めまいとふらつきが改善しないとのことで、よくよく聞いたら、肩こりにロキソニン(解熱鎮痛剤)を長期投与されておりましたので、桃核承気湯+デパスに変更したら、頭痛・めまい・ふらつきは、すっかり良くなった、と思ったら・・・またまた皮膚症状が悪化して、2・3日毎に点滴です。 杉のピークの終わりかけにヒノキのピークにイネ科も始まりましたので、杉とヒノキとイネ科3つある人はトリプルパンチで、そこにマイコプラズマなんて感染したら死ぬほどの苦しみです。 見た感じは前よりもきれいなので、周囲からは「良くなったね」と言われても、痒みと痛みは、本人じゃないとわからないから大変だよね。 えっ?、何日も抗生剤+ステロイド点滴していいのかって?、マイコプラズマもカビも、薬はあまり効きません、最後は自力です。免疫力を高める補中益気湯を加えたら徐々に点滴の回数が減ってきました。うまくいくかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月29日 22時47分00秒
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