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カテゴリ:冷え症
「3年前から顔が黒くなってきたんや」
「冷え症の肝障害ですね」 「甲状腺もあるんや」 「甲状腺は冷え症の免疫異常ですよ」 「温めればいいんかな?」 「冷たいもの好きでしょう」 「何でも氷を入れて飲むのが好きなんや」 「補中益気湯をお湯に溶いて飲んでくださいね」 3年前から顔全体にシミソバカスがびっしり出てきた74歳の女性(36.2℃)。なぜか小児科を受診されましたので、聞いたら、5年前に甲状腺腫を半分切除したとのことです。 甲状腺機能低下症はもちろん冷えてむくみますので冷え症ですが、甲状腺機能亢進症も冷え症です。ドキドキして発汗して痩せますので一見冷え症ではないように思われますが「陰極まって陽」という状態です。陰性が極限まで達するとコロッと陽性に代わるという状態ですので甲状腺機能亢進症もやっぱり冷え症です。 顔に湿疹が出る人は肝臓の解毒が弱っておりますが、ほてっていると赤い湿疹で出ます。冷えると黒ずんできます。 したがって、顔に黒いシミソバカスができる人は冷え症の肝障害ということになりますので、温める漢方薬の補中益気湯とシナール(ビタミンC)とトランサミン:トラネキサム酸(肝斑の薬)を処方しておきました。 ふだんの生活では、なるべく冷やさないことが大切ですが、「悪いものほど欲しくなる」の法則通り、氷水が大好きとのことでした。 70年間の冷え!、取れるかな~?、毒多ぁ(35.0℃)よりも平熱が高いので何とかなるかもしれません。冷えると脂も燃えないからね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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