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カテゴリ:薬物・薬効・薬害
「アンダームが製造中止になりましたね」
「亀クリではラベンダーが一番人気です」 「来年春までは在庫を処方できます」 「ため込んでおくように言っておきます」 「全国的にスタデルムが品薄らしいですよ」 「似たようなもんでしょう」 製薬会社からお知らせが届きました・・・ ・・・非ステロイド性抗炎症外用薬「アンダーム」につきまして、本年4月22日に発表されました欧州でのブフェキサマク配合外用剤の製造販売承認の取り消し勧告の状況等を踏まえ・・・自主的に販売を中止することと決定いたしました。 ・・・2005年に使用上の注意「重大な副作用」の項に接触皮膚炎について追記し・・・本年欧州医薬品庁(EMA)がブフェキサマクの副作用(接触皮膚炎)に関するリスクが本剤の治療上の便益を上回ること、アトピー性皮膚園等において、ブフェキサマク起因の接触皮膚炎によりかえって症状を悪化させる場合があるとの調査結果をまとめ、欧州全域に対して、ブフェキサマク含有外用剤の販売を取りやめるよう勧告を行いました。 アンダームの薬効成分(ブフェキサマク)は非ステロイド抗炎症薬(NAIDs:Non Steroidal Anti Inflammatory Drugs)。簡単にいえば解熱鎮痛剤です。冷やして炎症を抑えます。 アンダームに替えて医療機関が出しまくって品薄なのがスタデルムです。薬効成分はイブプロフェンです。解熱剤のイブと同じ成分で、基本的にはアンダームと大差はありませんので、いずれ同じ運命をたどるかもしれません。恐い恐い。 えっ?、ステロイドのほうがもっと怖いんじゃないのかって?。違います。 ステロイドが怖いのではなく。ステロイドで抑えている間に原因(アレルゲン)を除去しないのと皮膚感染症対策(殺菌消毒)をしないのが怖いのです。ステロイド皮膚症は医原病だからね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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