|
カテゴリ:気管支喘息
「夜になると咳がひどいんです~」
「胸はきれいですね」 「咳をすると吐くんです~」 「酸素飽和度少し低いですね」 「兄がシングレアとホクナリンテープ処方されてました」 「吸入してもいいですか?」 生後9ヵ月頃顔と体がガサガサで、除去食+殺菌消毒+ラベンダーで治っていた、1才8ヵ月の男の子(IgE:10、RASTすべて0)。 2日前から咳きこんで、夜になると咳で嘔吐するとして受診しました。 鼻粘膜と咽頭扁桃が赤く(36.7℃)、酸素飽和度(SaO2)を測ったら、95%でした。 感染による咳喘息を疑って、メプチン+インタール吸入をしたら、呼吸音がよく入るようになり、SaO2もわずかに96%と上昇しました。 よくよく聞いたら、兄が喘息で、シングレア+ホクナリンテープが効いたことがあったとのことでしたので、さっそく処方させていただきました。 喘息は、蕁麻疹と同じ反応が気管支に起きますので、喘息の咳の特徴は「突然咳込む」「アレルギーの家系に多い」「アレルゲンを吸入すると起きる」などがあります。 また、喘息は気管支の緊張で起きますので、気管支の緊張を起こす副交感神経(自律神経)の緊張が高まる「夜になると咳がひどい」副交感神経が胃にも行っているので「咳で吐きやすい」などの特徴があります。 夜になると咳がひどくて、吐きやすくて、主治医がホクナリンテープやオノンやシングレアを処方したら、あなたのお子さんは喘息かもしれません。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[気管支喘息] カテゴリの最新記事
|