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カテゴリ:食物アレルギー
「ヨーグルトでアナフィラキシを起こしました」
「肉は?」 「肉はモリモリ食べてます」 「除去食+インタール+殺菌消毒しましょう」 生後から乳児湿疹?で食事は気にせずにキンダベートを塗っていた8ヵ月の男の子。 7ヵ月の時にヨーグルトを食べさせたらアナフィラキシを起こし、IgE:23、カゼイン3.14、チーズ3.06、ミルク2.96、卵白1.33、卵黄0.58、ピーナッツ0.40、大豆0.36、オボムコイド0.24、小麦0.13、だったそうですが、アトピーの説明はなく、牛乳と乳製品と卵だけ除去しているようです。 今回は、鼻汁・流涙と皮膚がジクジクしてきたので受診しましたが、アトピー+食物アレルギー+皮膚感染症の説明をして、除去食+インタール+殺菌消毒を開始しました(咽頭培養でMRSAも居たしね)。 食物アレルギーに熱心な医師は「卵」とは言わずに「鳥のもの」、「牛乳」や「乳製品」とは言わずに「牛のもの」と呼びます。牛乳・乳製品のアレルギーが疑われる場合「牛のもの」は除去して、症状が改善してから、牛肉のスープ→牛肉のカタマリ→チーズ→ヨーグルト→牛乳の順に少量ずつ負荷してゆきます(加熱したもの→生のもの)。 経験的には鶏肉を食べていると卵白の数値は下がりにくく、牛肉を食べていると牛乳の数値は下がりにくいようです。 今のところは、数値が低いので、まだまだ間に合いそうです。 父親に小児期食物アレルギーの既往があったら、児も乳児湿疹じゃなくてAD+食物アレルギーだよね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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