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カテゴリ:アトピー
「食べ物ではないって言われてます」
「検査しても良いですか?」 「してください」 「大豆(+2)卵白(+2)小麦(+2)です」 生後3ヵ月から頬が赤くてアルメタを塗っている生後8ヵ月の男の子。 生後4ヵ月の時の血液検査で(IgE:6、RASTすべて0)「アトピーではない」「食物アレルギーもない」「塗っていれば治る」と言われて、塗っても良くならず、顔全体がジクジクしてきたので受診しました。 診るからにAD+皮膚感染症でしたので、血液検査、殺菌消毒のうえ、除去食+インタール開始とさせていただきました。 遠方でしたので、4ヵ月ぶりの血液検査結果を電話したら、母はビックリ、IgE:26、大豆2(2.94)、卵白2(2.16)、小麦2(1.14)、ピーナッツ1(0.68)、ミルク1(0.56)、でした。まだまだ間に合いそうです。 血液検査は感度が鈍く、もともと持っているかどうかではなく、アトピーが出来上がってから上昇します。 食物アレルゲンはたくさん食べてから(概ね6ヵ月以降)徐々に上昇します。 ダニHDペットはたくさん浴びてから(概ね2才以降)徐々に上昇します。 花粉は毎シーズン浴びてから(概ね小学生以降)徐々に上昇します。 IgE値ゼロは「無い」のではなく「まだ間に合う」です。ゼロのうちにほどほど努力してプラスにしないのが秘訣です。上昇してから下げるのは困難です。恐い恐い。 えっ?、カビバイ菌はいつから上昇するんだって?、大丈夫、カビバイ菌はアレルギーマーチの終着駅、ステロイド漬けで、カビバイ菌だらけになってから、最後の最後で上昇します。たいていの児は大丈夫です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月22日 01時05分55秒
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