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カテゴリ:マイコプラズマ
「休日診療で薬疹って言われました」
「鼓膜赤いですね」 「耳鼻科では薬疹ではないって」 「家族に体調の悪い人は?」 「父が先月末マイコプラズマでした」 「マイコプラズマ(+)です」 先月末から中耳炎で耳鼻科通院中の1才の男の子。土曜日の夜から下肢にブツブツが出たので、翌朝受診したら「薬疹」と言われたので、あわてて耳鼻科に行ったら「薬疹ではない」と言われて、わけがわからなくなって、当科を受診しました。 鼓膜と鼻粘膜と咽頭扁桃が真っ赤に腫れて、下肢に小紅斑を認めましたので「家族に・・・」と訊ねたら「父が先月末にマイコプラズマ感染でした」とのことでしたので、血液検査をしたら・・・イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。あわせて行ったアレルギー検査では、IgE:69、卵白5.19(+3)でした。 抗生剤をセフエム系(セフジトレンピボキシル)からマクロライド系(クラリスロマイシン)に変更したら症状はすぐに良くなりました。 いつも飲んでいる抗生剤では、薬疹は出ないよね、家族歴を聞けばわかりそうなもんだけどね。抗生剤の副作用よりもマイコプラズマのスーパー抗原のほうが強力だね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月25日 20時36分42秒
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