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カテゴリ:マイコプラズマ
「結局どうされたんですか?」
「救急に飛び込んだら入院になりました」 「ミミハナノド真っ赤ですね」 「苦しいけど原因不明って」 「マイコプラズマ(+)です」 生後2ヵ月からアトピー性皮膚炎で卵除去中の11才の女の子。 1年前に検査して、IgE:1023、杉6(341.0)、ヒノキ4(39.0)、イネ科4(18.70)、キウイ3(3.77)、胡麻3(3.53)、ブタクサ2(3.49)、トマト2(3.43)、ソバ3(3.21)、卵白3(3.00)、小麦3(2.95)、ホウレンソウ2(2.93)、ミルク2(2.70)、スイカ2(2.60)、ヨモギ2(2.59)、大豆2(2.41)、卵黄2(2.32)、雑草2(2.18)、カニ2(0.92)、犬 2(0.87)、HD1(0.60)、オボムコイド≦0.34、抗核抗体40倍・・・ しばらく来ないと思ったら、3日前の昼休みに突然の電話「給食のスクランブルドエッグを食べたら苦しくなったので今から行きます」「40分くらいかかりますね」来ないなと思ったら・・・ 3日ぶりに現れました。近くの病院を救急で受診して、2泊入院したが、原因不明で、蕁麻疹と呼吸苦が良くならないとのことです。 鼓膜と鼻粘膜と咽頭扁桃が真っ赤に腫れ、喘鳴はないものの呼吸が苦しそうでしたので(SpO2:97%)、検査したらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状はジスロマック内服だけでは良くならず、結局ミノペン+デカドロン点滴(×4回)でやっと良くなりました。 1年ぶりの血液検査では、IgE:443、杉5(65.9)、イネ科4(32.1)、キウイ3(6.17)、ピーナッツ2(3.29)、胡麻2(1.88)、トマト2(1.78)、ソバ2(1.61)、大豆2(1.52)、スイカ2(1.44)、雑草2(1.30)、抗核抗体<40倍、改善しておりました。 えっ?、なんで卵白・卵黄の検査をしなかったのかって?、母に断られました。母が後日持参した救急外来の検査結果では、IgE:354、胡麻1.38、ソバ1.23、ミルク1.03、卵白0.82、卵黄0.43、オボムコイド・エビ≦0.34、でした。 最近当科を受診した、食物アレルギーによる?アナフィラキシー?は、全員、ミミハナノドが真っ赤で、マイコプラズマ(+)でした。マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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