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カテゴリ:冷え症
「咳と痰が治らなくて」
「鼻とノド少し赤いですね」 「だるくてだるくてえらいんやさ」 「ボルタレンやめればすぐに良くなりますよ」 2ヵ月前に鼻炎と扁桃炎で抗生剤を処方した60歳の女性。 しばらく来ないなと思ったら、久しぶりに「体がだるくてえらくて」「どうしようもない」と受診しました。 1ヵ月前から咳と痰があって、薬を飲んでいるが良くならないとのことでしたが、鼻と扁桃腺が少し赤い程度(36.8℃)たいしたことはなさそうです。冷房病かな?と思いましたが・・・ 内服している薬を見たらびっくり。もともと冷え症で熱も出せない冷房病の女性にボルタレン(ジクロフェナクNa)が処方されておりました。 ボルタレンは強力な解熱鎮痛剤で、昔は坐剤で小児がショックを起こすトラブルが相次いだほど強力に冷やします(今は小児には使用禁止)。 1ヵ月も内服すれば普通の人でも具合が悪くなりますので、冷え症の女性にはたいへん危険です。 早速中止して、補中益気湯を内服していただきました。 えっ?、解熱鎮痛剤で強いのはどんなものかって?、人にもよりますが、スルピリン>インドメサシン>ボルタレン>ポンタール>ロキソニン>バファリン>アセトアミノフェン、かな?。ジェネリックで混ざってると名前が分からないよね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月17日 20時27分20秒
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