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カテゴリ:食物アレルギー
「蜂に刺されたところがまた赤くなりました」
「ハナとノドまだ少し赤いですね」 「秋刀魚食べたんです!」 「マイコ毒+蜂毒+サンマ毒です」 「秋刀魚が大好きなんです」 「鮮度が落ちると仮性アレルゲン増えるからね」 8日前に蜂毒+マイコ毒+タリオン?で受診した9才の男の子。その後紅斑は退色しておりましたが、3日前から、同じような発赤疹(蜂刺部位の発赤と周囲の輪状紅斑)が再燃したとして受診しました。 よくよく聞いたら3日前に大好きな秋刀魚をたくさん食べたら症状が出たようです。 アレルギーには、もともとアレルゲンとなる蛋白成分のほかに、アレルギー症状を増強する仮性アレルゲン(アク:化学物質)があります。 魚類は鮮度が落ちると仮性アレルゲンが増えてアレルギーが強く出ますので、注意が必要です。 仮性アレルゲンでアレルギーを起こしやすい魚は・・・ 鯖(ヒスタミン?ヒスチジン)、鱈・秋刀魚・鰈・鮭(ノイリン)、海老・蟹・烏賊・蛸・貝・鮫・鱈・鰈・鱸(トリメチルアミン)。 海のない飛騨の山奥で「鮮度の落ちた秋刀魚が大好き」なんて、とんでもない話です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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