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カテゴリ:マイコプラズマ
「咳が2週間続いてるんです」
「これは喘息の薬ですね」 「喘息って言われてません」 「なんて診断されたんですか?」 「診断名は『ふつうの咳』って言われました」 「ミミハナノド赤いですね」 「血液検査してもらえますか?」 「検査してもらえなかったんですか?」 「血液検査はトラウマになるって」 「マイコプラズマ(+)です」 2週間前から朝晩の激しい咳嗽が治らなく、2ヵ所受診しても良くならないとして3番目に亀クリを受診した2才の男の子。 シングレアとホクナリンテープが処方されておりましたので「喘息の薬ですね」と言ったら「診断名は『ふつうの咳』と言われた」とのことです。 鼓膜と鼻粘膜と咽頭扁桃の発赤腫脹充血を認めましたので「感染兆候強いですね」と言ったら「マイコプラズマの検査をお願いしたら断られました」とのことです。理由を訊ねたら「採血は児のトラウマになるからやらない」だったそうです。 針を刺すのが大好きな毒多ぁは、早速、泣き叫ぶ児を抑えつけて採血をさせていただきました。イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、WBC:7170、CRP:0.29、IgE:109、卵白1(0.57)、でした。症状はジスロマック内服ですぐに良くなりました。 弱いものイジメの好きな毒多ぁの専門は未熟児新生児です(昔はね)。非力で無抵抗の児を抑えつけて採血しまくるのは最も得意とするところです。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月22日 02時43分06秒
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