|
カテゴリ:アトピー
「顔がまだらになってるんです」
「カビですね」 「血液検査ではカビは出てませんよね」 「新しい検査項目ができるようになったんです」 「検査してください」 「マラセチア陽性です」 乳児期からアトピー喘息だった7才の男の子。 1年8ヵ月前に「顔のガサガサが良くならない」と受診しましたが、どう診てもAD+カビ(ステロイド皮膚症)でしたので、血液検査をさせてもらったら、IgE:1221、ダニ6(146.0)、HD6(136.0)、ピーナッツ2(1.59)、イネ科2(1.06)、バナナ2(1.01)、杉2(0.78)、胡麻1(0.68)、ヒノキ1(0.65)、トマト1(0.46)、でした。 アトピー素因が強いことは理解できたようですが、カビはすべて陰性でしたので、カビ治療はさせてもらえませんでした。 この夏、日に焼けた痕が白斑状態になったので「カビっぽいですね」を連発したら、1年8ヵ月ぶりに血液検査をさせてくださいました。 IgE:1799、ダニ6(303.0)、HD6(254.0)、マラセチア2(2.16)、ピーナッツ2(1.56)、シラカンバ2(1.39)、杉2(1.00)、ヒノキ2(0.90)、イネ科2(0.87)、バナナ2(0.86)、胡麻2(0.85)、トマト1(0.65)、TARC:357、でした。 10月から血液検査の項目にカビの「マラセチア」が増えましたので、毒多ぁの大好きな「カビだらけ」がさらに説得力を増しております。やっと母も殺菌消毒やら抗真菌剤の使用を考えてくれそうです。 えっ?、マラセチアってなんだって?。マラセチア(Malassezia furfur)は人畜共通の常在性のカビで(犬猫にも居るよ)、脂分が大好きです。脂漏性湿疹やニキビのあたりにはたいてい常在して、免疫力が弱ると(冷えと疲れとイライラとステロイドだね)一気に増殖します(甘いものと餅もね)。 カビだらけの児は、ピティロスポリウムよりも高値に出ることが多いので、マラセチアはカビ大好き毒多ぁのお気に入り検査項目になってしまいました。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アトピー] カテゴリの最新記事
|