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カテゴリ:医療・制度・法律
「傷病手当の書類を書いてください」
「えっ?会社休んでたの?」 「社長から休んで治せと言われました」 「いつまで休むつもり?」 「年末まで休みます」 「日赤に紹介状を書きます」 8年前から全身アトピーがあり、6月から全身浮腫熱傷状態となって、7月に亀クリを受診した35才の男性。IgE:2061、イネ科5(72.5)、ダニ4(49.7)、杉4(45.1)、HD4(42.5)、ピティロスポリウム2(2.98)、カビ2(1.23)、トリコフィトン2(1.04)、犬1(0.44)、TARC:58530。 殺菌消毒+抗生剤+抗真菌剤+強ミノC・デカドロン注×2/w(ステロイド軟膏は中止⇒ステロイド静注)で、ここ2ヵ月は落ち着いた状態でした。 2ヵ月経った血液検査値はIgE:2556、ペニシリウム2(2.41)、カンジダ2(1.85)、マラセチア2(0.99)、ビール酵母2(0.77)、クラドスポリウム1(0.63)、アスペルギルス1(0.57)、アルテルナリア1(0.56)、黄色ブドウ球菌1(0.36)、TARC:2166↓↓、でした。 今後のために、漢方やら乳酸菌やら試し始めたところでしたが、いきなり4.5ヵ月分の傷病手当金意見書を持ってきました。 アトピーで(入院もしていないのに)何ヵ月も欠勤なんて、通るはずがありません。 非常識毒多ぁを上回る非常識な無断欠勤者は日赤に紹介させていただきました。 日赤からのお返事には「アトピー性皮膚炎のガイドラインに沿った利用に変更して、外来で様子見させていただくことになりました」とありました。要するに「非常識なことはするな」という意味です。めでたしめでたし。 えっ?、本来欠勤する場合にはどうするのかって?、まず医師が「自宅療養あるいは入院加療のため〇〇日間の休み必要がある」という診断書を書くのがスタートラインです。患者あるいは会社が勝手に休ませるのは、傷病手当金詐取に当たります。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月12日 14時42分26秒
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