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カテゴリ:アトピー
「血液検査をしてください」
「6ヵ月前にもしましたよ」 「心配なんで」 「2回連続ゼロなので必要ないです」 「今度は出るかもしれないから」 「鼻炎の親を検査するのが先です」 1才3ヵ月の時に、特に症状がないのに血液検査(IgE:24、RASTすべて0)をさせられた、3才の女の子。 6ヵ月前(2才6ヵ月時)にも血液検査ご希望で受診しましたが「鼻粘膜の腫脹充血があるので鼻炎の両親の検査をする方が先」と説明しても納得していただけず、またまたIgE:32、RASTすべて0、でした。 6ヵ月ぶりに「採血希望」で受診されましたが、今回はさすがにお断りいたしました。 体部のカサカサと鼻汁・喘鳴を認めましたので、両親の血液検査をお勧めいたしました。が、断られました。 血液IgE検査は、もともとアトピー体質を持っているかどうかという検査ではありません。アトピー(1型アレルギー)が出来上がったかどうかという検査です(感度も鈍い、項目も少ない)。 妊娠中からたくさん食べまくったものが6ヵ月以降徐々に上昇します。 毎日浴びまくったダニHDペットが2才以降から徐々に上昇します。 毎シーズン浴びまくった花粉が学童期から徐々に上昇します。 RAST検査がゼロはアトピーがないのではなく「まだ間に合う」です。ゼロのうちに努力してプラスにしない、ということが大切です。上昇してから下げるのは困難です。 えっ?、ゼロなのにどうやってアレルゲンを探すのかって?、日常会話です。「昨夜のサバかな?」「婆ぁちゃんちの猫に触ったら出たね?」「お掃除でクシャミが出たからHDかな?」「春調子悪くなるから花粉かな?」・・・。 検査で知りたければ、両親や叔父叔母やジジババを調べるのが手っ取り早いです。将来出るものがわかります。泣き叫ぶ3才児を抑えつけて拷問を行う必要は全くありません。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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