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カテゴリ:ヘルペスウィルス
「ヘルペスの痕が痛くて痛くて」
「これは!?」 「っ!お灸をすえていたんですっ!」 「ケロイドになってますね」 1年前に帯状疱疹で入院し「半年かかる」と言われた70才の女性。 1年たっても良くならないので亀クリを受診しましたが、左胸部と左背部にやけどの痕、ケロイドがありましたので、軽く触れたら「痛い!!」「これはどうしたんですか?」「お灸をすえていたんです」痛々しいです。 とりあえずやけどの軟膏(ラベンダー+フシジンレオ)を塗布して、遅ればせながら補中益気湯+紅参末を内服することといたしました。 えっ?、遅ればせながらってどういう意味だって?。 帯状疱疹は小児期に罹患した水痘帯状ヘルペスウィルスが、神経根に巣くって、免疫力が弱ると吹き出してきます。早めに治療を開始しないと、帯状疱疹後神経痛が何年も残って苦しむことがあります。 ふつうの医療機関ではヘルペスウィルスを抑える抗ウィルス剤(アシクロビル)の点滴・内服、抗ウィルス剤(ビダラビン)の塗布を行います。しかし、抗ウィルス剤でウィルスを抑える↓と同時に自力でやっつけるように免疫力を高める↑補剤(補中益気湯など)を併用すると、経過はより順調です。 今回は、帯状疱疹後神経痛なのか?、鍼灸院による傷害事件なのか?。不明です。きっと両方だね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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