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カテゴリ:医療・制度・法律
「PL処方してください」
「ぴぴPLですか?ちょっと待ってね」 「処方したことないんですか?」 「データベースにはあります」 昨日から咽頭痛と頭痛のある34才の女性。37.2℃。鼓膜と鼻粘膜と咽頭粘膜の発赤を認めましたが「葛根湯」と「PL顆粒」が欲しいとのことでした。 ここ何年かPL顆粒を処方したことがない毒多ぁは、一瞬ドキッとしましたが、データベースから処方を取り出して、処方箋にコピペしました「小児用が分4だからきっと4.0g分4だろうな?」患者さんが診察室を出てからすぐに『今日の治療薬』のP287を見ました。 やはり、1回1g、1日4回でした。 成分:サリチルアミド、アセトアミノフェン、無水カフェイン、プロメタジンメチレンジサリチル酸塩。 適応症:鼻汁、鼻閉、咽頭痛、後頭痛、頭痛、関節痛、筋肉痛、発熱。 禁忌:サリチル酸系薬・フェノチアジン系薬過敏症、消化性潰瘍、アスピリン喘息、中枢神経抑制薬の強い影響下にある患者、緑内障、下部尿路閉塞性疾患、2歳未満の乳幼児。 注意:15歳未満の水痘・インフルエンザ患者には原則投与不可。 患者さんのID番号を見たら6232番でした。 開業から2年半。カゼの患者さんを無差別爆撃する総合感冒薬を、やっと5232人目で処方することができました。 PL顆粒を病名にかかわらず処方(無差別絨毯爆撃)できるようにならなければ、開業医(カゼ医者)としてはまだまだ未熟者です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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