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カテゴリ:医療・制度・法律
「呼吸が止まったので診てください」
「吸入してるんですね」 「3時と9時と21時に救外で吸入してます」 「検査と内服は?」 「ありません」 「念のために紹介状書いておきます」 深夜2時半に呼吸が止まって救急外来を受診した生後4ヵ月の男の子。 仮性クループの診断でインタール+メプチンの吸入を受けて「翌朝も受診」と言われたので同院を再受診したら、9時にボスミン+プレドニンの吸入のみされて「21時に吸入に来てね」と言われたので再受診したら、またまたボスミン+プレドニンの吸入のみされたそうです。 23時に再び呼吸が止まった?ので亀クリに来ましたが、強い咽頭発赤と嗄声と陥没呼吸を認めましたので「急性喉頭(蓋)炎」と思われました。 症状が重いのに吸入だけのはずがないので訊ねたら「検査は?」「してません!」「抗生剤内服は?」「ありません!」・・・ とりあえず検査をしてRSウィルス抗原(-)、インフルエンザウィルス抗原(-)、別の病院に紹介状を書いて帰しました「今度呼吸が止まったら昨夜とは別の病院に駆け込んでね」。 結局紹介状は使わずじまい、咽頭培養で検出された「ブドウ球菌」と「インフルエンザ桿菌」はメイアクト内服で良くなってしまいました。 やっぱりイブの夜にはプレゼントはつきものだね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月19日 20時45分42秒
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