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カテゴリ:アトピー
「根本治療をして欲しいんです」
「無理です」 「えっ?」 「カビだらけの治療が先です」 「ステロイドの副作用なんですか??」 「餅好きでしょう」 「毎日食べまくってます」 「血液検査は?」 「したことありません」 「血液検査せてください」 「蕎麦だけは食べるなって親には言われてました」 幼児期から全身アトピーで時々リンデロン(あるいはアンテベート・マイザー)を塗っている30才の男性。A県から転居してきたら皮膚症状が悪化したので受診しました。 いきなり「根本治療をしてください」とのご希望です。 診るからにカビバイ菌だらけでしたので「無理です」お断りしましたが、とりあえず、血液検査と殺菌消毒はお願いいたしました。生まれて初めての血液検査は・・・ IgE:1761、HD6(353.0)、ダニ6(347.0)、雑草4(19.2)、杉2(3.15)、イネ科2(2.39)、ソバ2(2.22)、マラセチア2(0.90)、ピティロスポリウム1(0.69)、TARC:284。高値でした。 重症アトピーが、ステロイド+寒冷+餅毒で、カビだらけになったことと、毒多ぁには治せないことを説明して、お引き取り願いました。 えっ?、薬は処方しなかったのかって?。ネオヨジン液(イソジンのジェネリック)と穏やかなステロイド(キンダベート、アルメタ)とカビ軟膏(ケトパミン、マイコゾール、ラミテクト、ゼフナート)と、便秘気味だったので、桃核承気湯を処方しました。もう来ないと思います。 根本治療なんて、聞いたことありません。なんなんだろう?。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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