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カテゴリ:食物アレルギー
「カリフラワーの検査してください!」
「初めて食べたの?」 「いつも食べてます!!」 「項目がないの知ってるよね?」 「知ってるけど検査して来いって担任が!!!」 「感染に伴うものでしょうね」 生直後から重症アトピーで除去食+インタールをしていた9才の男の子。3年前に除去食を完全に解除しましたが(IgE:244、ダニ:49.7、ヨモギ26.3、ブタクサ11.5、杉5.36、カモガヤ3.13、ヒノキ2.05、ソバ0.65、卵白0.59、小麦0.38)・・・ 久しぶりに、突然受診しました「カリフラワーの検査をしてください」少々お怒りのご様子です。 前額部と肘部に発赤疹があるのを見た、訳のわからない担任が「給食のカリフラワーが原因」と決めつけて「カリフラワーの検査をしてくるように」「いつも食べて大丈夫です」「カリフラワーの検査をしてくるように」「違うと思います」「カリフラワーの検査をしてくるように」・・・ 仕方がなく受診したのとことです。鼻粘膜と咽頭扁桃に強い発赤を認めましたので、感染に伴う紅斑として抗生剤と抗アレルギー剤を処方しました。もちろん「血液検査の項目にないので」検査はしませんでした。 えっ?、カリフラワーは大丈夫なのかって?、アブラナ科の野菜は最もアレルギーを起こしにくいので、大変安全です。 アブラナ科の野菜は、油菜、小松菜、高菜、水菜、野沢菜、青梗菜、キャベツ、白菜、大根、蕪、ブロッコリー、山葵、芥子菜・・・ えっ?、大根おろしやワサビはツンとくるからアレルギーを起こすだろうって?。 それはアトピーではなく、アリルイソチオシアネート(植物が自分を守るための毒素)に対するCS(化学物質過敏症)です。火を通せばなんでもありません(山奥のタンニンの方がよっぽど毒)。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月10日 01時47分44秒
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