|
カテゴリ:食物アレルギー
「食物アレルギーの検査してください」
「食べると何か出るの?」 「いえ授乳中の食生活が不安なので」 「花粉の検査をお願いします」 「食事は関係ないんですか?」 「検査結果にかかわらずすることは同じです」 「何が違うんですか?」 「気合いの入り方が違います」 「花粉検査してください」 「イネ科の食べ物は減らしてください」 「イネ科???」 「パン・玄米・モチ・・・」 「玄米食べてました!!!」 生後1ヵ月半から顔が真っ赤で全身ガサガサの生後5ヵ月の男の子の母。母子一緒に「食物アレルゲン」の血液検査をご希望でしたが、母は花粉の検査をさせていただきました。 IgE:168、イネ科4(30.8)、杉3(12.9)、ヒノキ3(3.57)、雑草・カビ・シラカンバ・ダニ・HD・猫・犬≦0.34、でした。 成人は食物アレルゲンは陽性には出にくいので、環境アレルゲンを中心に検査を行います。IgEが低値でRASTが陰性の人はほどほど努力。IgEが高値でRASTが陽性の人は気合を入れて努力です。 妊娠に気づいたら悪い物(お菓子とごちそう)をほどほど減らして、妊娠8Mから生後8Mまで卵を極力制限して、生まれた児がADではないとわかったら、10M過ぎて徐々に増やしていくのが安全です。 この母の場合、妊娠前に検査をしていれば、卵以外にイネ科のものも極力制限なのでした「パン・玄米・餅・筍・トウモロコシのイネ科と共通抗原のジャガイモとミカンは妊娠中減らしてね」という指導でしたでしょう。 えっ?、児はどうだったのかって、IgE:334、卵白5(56.3)、小麦3(6.14)、大豆2(2.79)、ミルク2(2.63)、でした。2・3ヵ月後に再検査の予定です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月12日 22時32分13秒
コメント(0) | コメントを書く
[食物アレルギー] カテゴリの最新記事
|