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カテゴリ:医療・制度・法律
「〇〇の息子です!」
「?存じ上げません?」 「母が行けって!」 「?記憶にないですね?」 「うちの子が全然食べないんです」 「検査しても良いですか?」 「いいですよ」 「RSウィルス(+)なので紹介状書きます」 「重い病気なんですか?」 「酸素テントのある病院で診るべきです」 1ヵ月前から咳嗽が続き、4日前から熱38~39℃の続く1才5ヵ月の男の子。 3日前に近医でインフルエンザ抗原(-)でムコトロンを処方され、本日耳鼻科で中耳炎と言われたとのことです。 夕方、19時半頃に『食べないのが不安』になって、終了間際の亀クリに、あたかも「祖母が毒多ぁと知人である」かのごとく装って「すぐに診てほしい」と電話が来ました。まったく知らない人でしたが、来たので診ました。 熱は37.2℃、HR≒120、鼓膜と鼻粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血を認め、やや脱水気味でしたので、何かこれ以上診ずに済む口実を探したら・・・ RSV(+)でしたので(インフルエンザ抗原(-)・咽頭培養:口腔常在菌)(ラッキー(^^)v)真顔に戻って(すでに急性期は過ぎた感じでしたが)「このウィルスは呼吸困難を起こすことがあるので酸素テントのある病院で診るべきです」「どうすれば良いんですか?」「日赤に紹介状をご用意いたします」「入院ですか?」「入院になるかどうかは五分五分です」すぐに行っていただきました。 もちろん血液検査と胸部X線検査だけで帰されたことは言うまでもありません。 3日前だったら入院だったよね。よく耐えたね。飛騨の価値観は「食べられるかどうか」だからね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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