|
カテゴリ:気管支喘息
「ホクナリンテープ貼った方が良いんでしょうか?」
「ゼーゼーしてますね」 「夜中苦しがるんです」 「吸入しても良いですか?」 「吸入してください」 「ゼーゼー消えましたね」 「ホクナリンテープ使ってみます」 1年前から喘鳴があり、2ヵ月前から甲状腺剤を内服している1才8ヵ月の男の子。 総合病院で処方してもらっているホクナリンテープを貼っても良いのか不安があると受診しました。 呼気時に喘鳴を聴取したので、メプチン吸入をしたら・・・喘鳴は消えてしまいました。喘息だね。 ホクナリンテープとメプチン吸入は交感神経(β2)刺激剤です。自律神経(+の交感神経)を刺激して無理やり気管支を拡げる気管支拡張剤です。 喘息は自律神経(‐の副交感神経)が緊張して気管支が狭くなっている状態ですので、気管支拡張剤のホクナリンテープ(ツロプテロール)やメプチン(プロカテロール)が効いたら、喘息が疑われます(治療診断=喘息の薬が効いたら喘息)。 説明も聞いていないホクナリンテープ(咳止めじゃないよ)で迷うよりは、さっさとメプチン吸入の前後で呼吸音を聴診して、即断です。 β2刺激剤の副作用は頻脈・痙攣・振戦・などです。ホクナリンテープの副作用が怖ければ、さっさとメプチン吸入して副作用も即決です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月22日 00時32分01秒
コメント(0) | コメントを書く
[気管支喘息] カテゴリの最新記事
|