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カテゴリ:漢方・東洋医学・アロマ・まこも
「消風散を勧められたんですけど」
「胡麻アレルギーには危険です!」 「剣道部で冬悪化するんです」 「当帰飲子にしてみましょう」 「効きました!」 生後8ヵ月から全身アトピーで皮膚科に通院していた17才の男の子。2年半前に亀クリに来ましたが、全身カビだらけで、検査値も高値でした。 IgE:9202、ダニ6(681.0)、HD6(583.0)、杉6(193.0)、犬6(173.0)、カビ3(13.8)、胡麻3(3.60)、卵白2(1.32)、バナナ1(0.55)、黄色ブドウ球菌1(0.50)、蛾1(0.40)。 1年半でかなり症状は改善し(殺菌消毒+抗真菌剤)、数値も下がっておりました。 IgE:3769、ダニ6(345.0)、HD6(342.0)、犬5(79.3)、杉5(74.9)、カカオ1(0.57)、ブタクサ1(0.44)。 しばらく来ないなと思ったら・・・剣道部の練習でアトピーが悪化したのでドラッグストアに行ったら十味敗毒湯と消風散と当帰飲子が気になったので。相談に来ました。 「十味敗毒湯は夏ジクジク悪化する人に合いますよ」「冬!ガサガサ悪化するな~」「冬冷えて悪化する人は当帰飲子ですね」「消風散を勧められたんやけど」「消風散は胡麻アレルギーには危険ですよ!」当帰飲子に即決しました。効きました。冷え症でした。 十味敗毒湯はデトックス漢方の中でも「ウミ抜き」あちこち化膿しやすい人の漢方です。冬ガサガサする人にはあまり向いておりません。 冬冷えてカサカサかゆみが強くなる人には当帰飲子が向いております。冬冷えて痒くなる「老人性皮膚掻痒症」の特効薬です。 消風散はほとんど存在価値のない漢方です。それどころか、胡麻を含みますので、胡麻アレルギーには危険です(被害者続出)。それに蝉退(ゼンタイ:セミの抜け殻)なんてものまで入っておりますので、不気味です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月23日 01時33分04秒
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