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カテゴリ:マイコプラズマ
「軟膏塗っても良くならないんです」
「大腿から上は紅斑で膝から下は紫斑ですね」 「皮膚病じゃないんですか・・・」 「足関節腫脹も紫斑病ですね」 「どうすればいいでしょう?」 「抗生剤内服してください」 「ザイザル効かないんです」 「アレグラでいいですよ」 「主治医がザイザルは必ず飲めって」 「新薬だから使ってみたいんでしょ」 2/14から下腹~下肢に発赤掻痒と足関節腫脹を認める40才の女性。 皮膚は皮膚科。足は整形を受診しておりましたが、下肢の発赤掻痒が3週間経っても良くならないので受診しました。 膝から上は紅斑。膝から下は紫斑でしたので。血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:25、イネ科2(2.52)、雑草・カビ・杉・ダニ・HD・黄色ブドウ球菌B≦0.34。でした。 マイコプラズマ感染による、紅斑+紫斑+紫斑病性関節炎と思われましたので、ジスロマックを処方したら、症状は、すぐに良くなってしまいました。 蕁麻疹や紅斑や紫斑は皮膚病ではありません。皮膚の下の血管の炎症ですので、軟膏を塗ってもあまり効きません。血管炎を起こす感染症対策のほうが大切です。もちろん、痒いので、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤の併用は必要です。 えっ?、どうして主治医は患者が「効くと言ったアレグラ」ではなく「効かないと言ったザイザル」を必ず飲むようにと言ったのかって?。 ザイザルはジルテックをパワーアップした新薬です。最先端医師は新薬を使うのが大好きです。毒多ぁは頭が壊れておりますので、最先端医療は苦手です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月03日 02時55分09秒
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