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カテゴリ:マイコプラズマ
「保育園でリンゴ病流行ってるんです」
「溶連菌迅速(+)です」 「内服しても良くなりません」 「マイコプラズマ(+)です」 鼻閉と喘鳴で時々受診する5才の女の子。 5日前に頬>全身が真っ赤になって受診しました「K保育園でリンゴ病が流行っているんです」。 最近K保育園で「リンゴ病」と言われてきた児が、4人連続溶連菌(+)だったことを説明して、溶連菌迅速検査をさせていただきましたが、陽性でしたので、フロモックスを内服していただきました。 しかし、3日前に顔が真っ赤に腫れて、全身紅斑もさらに増強しましたので、血液検査のうえMINO+デカドロン点滴+ジスロマック内服とさせていただきました。 イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:91、卵白2(1.55)、バナナ2(1.08)、オボムコイド1(0.51)。やはりマイコプラズマ混合感染でした。 3日たっても良くならないと再診しましたが、少し良くなっておりましたので、本日は点滴せずに、オゼックス(抗生剤)内服を追加しておきました「しばらくかかるけど様子見てね」その後来ないのでよくなっているのでしょう。 リンゴ病(伝染性紅斑:パルボウィルスB19感染症)が重症化することはめったにありません。重症化するのは、膠原病の体質を持っている場合と、他の病原体の混合感染の場合です。 今回は、リンゴ病+溶連菌+マイコプラズマのトリプルパンチでした。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月24日 01時41分32秒
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