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カテゴリ:マイコプラズマ
「皮膚科に行けって言われました!」
「亀クリは皮膚科じゃありませんよ?」 「皮膚科って聞いてきました!」 「点滴してもいですか?」 「何でもしてください!」 「マイコプラズマ(+)です」 1ヵ月前から背部に直径10cmほどの真っ赤な紅斑が多数出現して近くの内科を受診した34才の男性。 軟膏と内服を処方されても良くならず、IgEの値が1090と高値だったので皮膚科受診を勧められましたが、なぜか亀クリに来てしまいました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので「皮膚病ではなく感染症+紅斑」なので「点滴と検査をさせてください」「いいですよ」さっそくMINO+デカドロン点滴のうえ、検査をさせていただきました。 もちろんイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状も1週間でほぼ良くなってしまいました。アレルギー検査では・・・ IgE:1173、イネ科4(41.1)、杉4(35.5)、HD2(2.89)、ダニ2(2.79)、雑草2(1.19)、マラセチア2(0.72)、カビ1(0.46)、犬1(0.40)。 バリバリのアトピー体質でした。 毎日のように「軟膏を塗っても治らない」蕁麻疹や紅斑や紫斑の患者さんが来ます。もちろん全員イムノカードマイコプラズマ抗体(+)です。 蕁麻疹や紅斑や紫斑は血管に起きる炎症(アレルギー)です。皮膚病ではありませんので、軟膏を塗っても治りません。もともとの原因(アレルゲン)を除去する必要がありますが、たいていは感染症が隠れております。マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月02日 01時54分21秒
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